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除菌液の使い方

新型コロナウィルス感染拡大防止の為に、食料品店の出入り口にはアルコール除菌スプレーが配置されていて、以前はあまり利用しなかったのですが、今では店に入る時、出る時に利用するようになりました。

 

以前、緩和ケア病棟でアロマオイルマッサージをしていた事があります。マッサージで使うエッセンシャルオイル(精油)の中には、抗菌、抗ウィルス作用があるものがあり、看護師さんとアロマセラピストで、意見や知識の交換の為の場が設けられた事がありました。

 

その時看護師さんが、「アルコール除菌液はそれが乾く時に菌が殺されるから完全に乾かし切らないといけないんです。でも、看護師の中でもその事を知らない人が多い・・・」と言われていました。

 

それを聞いて、ビックリ。それまで私は出先でトイレに入った時、便座を除菌液でしっかりと拭いた後、除菌液で濡れた便座を乾いたトイレットペーパーでわざわざ乾拭きしていました!それを知ってからは、しっかりと液体を乾燥させる様になりました。

 

改めて調べてみると、アルコールの除菌方法は、蒸発(気化)する時、瞬間的に熱と水分を奪う事で菌を死滅させる、とあります。そして、より効果的に使うにはわりと細かい事に気を付けないといけないようです。

 

手に使う時は、消毒液を使う前にしっかりと手を乾かしておく事。消毒液が菌に作用する時間を取る必要があるので、スプレーした後に手を振ったりして乾燥を速めてはいけない。作用する時間は15秒は必要なので、それまで液が手にとどまるくらいの量が必要とあります。(この情報は製薬会社の医療関係者向け感染対策学術情報のサイトより)

 

感染を予防する為の色々な物資が不足している中で、それぞれの物をより大切に、効果的に使用しようと思います。