自分のからだの事、ちゃんと説明できますか?

以前ある病院の医師が、「自分の体、症状についてちゃんと伝えられる人は殆どいない。医療に従事している人ならまだしも、体の知識の無い一般の人にとってはとても難しい事だ。でもそれを上手く伝えられるかどうかはその後の治療の質に大きく影響する。」と言われていました。

 

病院に行くと、初診では問診票を記入し、対面で医師に問診を受けます。どういう症状か、どこがどう痛むのか、原因について最近思い当たる出来事はないか、等々。

問診票では、既往歴も書きますが、その時の症状と関係のないものはつい書き忘れたり、勝手に関係ないからと記入せずにいたりする事もあるかもしれません。例えば肩が上がらなくて整形外科に行った時は、内臓の既往歴、盲腸手術などは、つい書き忘れたりする事もあるかもしれません。

 

でもからだは繋がっています。一見その時の症状と関係無いように思う事でも、実は何らかの影響を与えているものがあったりします。西洋医学は部分をみて全体をみないと言われたりしますが、ホリスティック医学という言葉ももう普通に耳にする様になり、人を部分でなく全体として、更にはからだだけでなく魂も含めてみる考え方も少しずつ増えてきました。

 

良い治療を受けて早く症状を改善させたいなら、自分のからだの事を出来るだけ正確に伝える必要があります。もちろん、病院なので色々な検査をしてその結果、データ、数値が出て来て診断を下されるのですが、出来れば無駄な検査は受けたくないし、ドンピシャの診断を下してもらい、回復して行きたいですよね。その為にも、自分のからだを知り、言語化出来る事はとても大切な事だと思います。

 

もう20年程前、腰痛に苦しんでいた頃、病院へ行きました。初診でレントゲンを撮り、手技療法が良いと聞いたので自己負担の手技療法も受けました。施術中もからだについて沢山質問されて、自分のからだについて沢山話しました。先生方は当たりを付けて一生懸命施術をして下さいますが、何度か施術を受けても腰痛はあまり改善せず。。

 

ある時の施術中の会話で、また私のからだについて色々と質問された時、ふっと「生後間もなく股関節を脱臼しているとわかって。でも軽かったので、おむつのしめ方を指導されてそれで治したと母が言っていました。」と話すと、これまで担当して下さった先生2人が、「その事、前に話されました?初めて聞くと思うのですが。」と大きく反応されました。「初めて言います。私もすっかり忘れていましたけど、急に思い出しました。でも股関節に違和感を感じた事はないです。」と言うと、先生方は嬉しそうに、「それが原因かもしれない。何度も施術をしているけど改善しなかったので、私達が原因を突き止められていないのかもと思っていました。」と言って股関節のチェックを始めました。

 

生後間もない時の事。母ですら左右どちらの股関節だったかも覚えていない程前の事ですが、股関節の可動域をみて、嬉しそうに「間違いなく左だな」と。そしてその時、自分のからだの事を伝える事は難しいから仕方がないと言われたのでした。

 

今のからだは、おぎゃ~っと生まれたその瞬間からの全てがつまっています。小さい頃のケガの数々、ひどかったおたふく風邪、酷い捻挫、歯の治療、骨折や原因不明の痛み。丈夫な部分や弱い部分。こころが傷ついた事もからだに現れています。

 

病院で診察を受けなくても、自分のからだを感じる事、気付く事はこれから心地よく人生を過ごす上ではとっても大事だと思うのです。

 

全身オイルトリートメント/心で触れるボディワークは、今のご自分のからだをしっかりと感じたい、思い出したい、大切にしたいと思った時に受けて頂きたいなと思っている大好きな施術です。

  

生まれてから死ぬまでずっと一緒のからだの事、ちゃんと知って、ずっとずっと仲良しでいたいですね。