手を使う、感じる。

手作りオリーブオイル石けん

3月に入ってから、気温は一気に上がり桜の季節も近づいてきましたね。

1月に仕込んだオリーブオイル100%の石けんが熟成し、使い始めています。

今まで使っていたココナッツオイルとオリーブオイルのブレンド石けんより泡はきめ細かく、もちっとしていて、洗い上がりも違いを感じています。

オリーブ石けんは洗顔で使っていますが、とにかく泡が気持ち良いのでその感触を味わっていたくて、より丁寧に顔を扱い、ゆっくり洗う様になりました。

 

私は30代半ばに皮膚の激しい乾燥に悩んだ結果、からだを洗うのをボディソープから石けんに、タオルを使わず手でからだを洗う様になりました。今では冬場でもあまり乾燥が気にならなくなりました。

 

毎日お風呂場でからだを洗う時に手を使う事は、皮膚の乾燥対策だけでなく、自分のからだを感じる上でとても役に立ちます。

石けんを手に取りからだに塗り広げ、皮膚を洗う。その時、手で直にからだに触れる事で筋肉の張り、関節の可動域、浮腫んでる箇所がある、脂肪の着き具合、左右のかかとの感触・感覚の違い、皮膚の温度の違い、その日の気分とからだの反応等々、沢山の事を感じる事が出来ます。自分の事を知る事に繋がります。

 

昨日より今日は首が張っている、昨日より足の指が柔らかい、最近お腹回りの脂肪が増えた、、、体組成計に乗らなくてもからだの変化を自分の感覚を使って把握出来ます。そして首が張っていたら、いつもより少し多めに優しく首を撫でたり、足が浮腫んでいたら滑らかな泡を使って「一日よく頑張ったねぇ~」と言いながら下から上へとマッサージするのもおすすめです。

乳がんのセルフチェックも出来ますね。

 

感覚には様々ありますが、からだの中でも指先はとても敏感で特に圧覚、触覚の感覚が優れています。そんな素晴らしい自前の道具である手、指先を私たちは昨今、スマホやリモコンを操作したり、パソコンを打つ事に使うくらいになってしまっています。

毎晩手、指先を使ってからだを洗い、自分の一日の労をねぎらいながら丁寧にからだに触れて手に返って来る事を感じる、自分を感じる、とても良い手の使い方の一つだと思います。そして使えば使う程、感覚は研ぎ澄まされて自分のからだの事が分かってきます。

誰かに触れてもらって自分を感じたい、見つめたい時には、癒しのオイルマッサージ/心で触れるボディワークを受けてみて下さい。私は私の手の感覚を使ってお客様のその時のからだを感じながら一緒にセッションを進めていきます。

  

冬はお風呂の洗い場でからだを洗うのが寒くて時間が短くなりがちですが、気温が上がり洗い場でもゆっくりとからだを感じる時間がとれる、オリーブオイル石けんも出来上がった!

これからの季節お風呂タイムが楽しみです。